Data Policies
Data Policiesはコンタクトセンターのコンプライアンスとリスク管理をより効率的にするAI駆動型アプリケーションです。 このアプリケーションは、CXone Recording、CXone AppLink、CXone ACDおよび移行されたコールからの音声インタラクションをサポートしています。
このアプリケーションは主に次の2つの機能を果たします。
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顧客固有のリスクを積極的に特定します。 これらのリスクは、インタラクションと関連データに存在します。
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これらのリスクを軽減するか、企業のニーズに合ったデータポリシーを作成するための手順を提案します。
リスクの特定と管理
リスク検出ボードでは、システムはデータ分析と分析を使用して潜在的なリスクを特定します。 特定されたリスクは対処可能です。
ウィジェットのリスク検出ページに表示される週次の日付範囲は、現地時間で、常に月曜日から日曜日までです。
マスクされていない機密情報ウィジェット
マスクされていない機密情報ウィジェットは、Mask APIによって機密デー タがマスクされなかったコールを特定します。 このウィジェットは音声と画面のインタラクションを対象にします。
カスタムウィジェット
カスタムウィジェットを作成し、ダッシュボードでどのカテゴリーを監視するかを設定します。 これにより、リスクカテゴリー別にフラグが立てられたインタラクションを週次ベースで追跡することができます。 このウィジェットは、これらのインタラクションを掘り下げ、メタデータを精査し、レコーディングを再生する機能を提供します。
各ウィジェットにCXone Interaction Analytics(AI)カテゴリーを1つずつ含めるように選択することで、CXoneリポジトリー内の潜在的なリスクをプロアクティブに特定および管理できます。 これにはインタラクション分析のライセンスが必須です。
リスク検出ボードからアクションを実行するには:
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ウィジェットをクリックすると、識別されたインタラクションのリストが表示されます。
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インタラクションのリストを確認した後、続行する場合は、次の2つのオプションがあります。
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すぐにアクションを実行するには、オプションをクリックします。
Data Policiesはアクションをインタラクションに適用するプロセスを開始します。 ポリシーの場合と同様に、アクティビティトラッキングボードで進行状況を確認します。
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ポリシーを作成し、基準を調整するには、ポリシーとして保存をクリックします。 自動化されたデータポリシーと承認ワークフローに進みます。
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ポリシータイプ
メディア削除:このポリシーを使用すると、オンデマンドメディアを削除して違反(PCIやプライバシーなど)を排除し、リスクを軽減できます。 たとえば、コールレコーディングに機密性の高い顧客情報が含まれている場合、このポリシーを使用してそれを削除できます。 メディア削除ポリシーは、音声録音や画面録画、分析のトランスクリプトを削除します。
このポリシータイプはコンタクトレベルで動作します。 その結果、このポリシーが適用されると、その特定のコンタクトに関連付けられているすべての録音ファイルとトランスクリプトが削除されます。
訴訟ホールド:このポリシーは、音声録音および画面録画について、インタラクションを訴訟ホールド(個別のメタデータを持つレコーディングファイル)の対象にします。 これは、削除アクション、ポリシー、またはLCMルールによって情報が削除されないようにするためです。 法的要求やその他のビジネス要件へ準拠するようにします。 このポリシーはInteraction Analyticsトランスクリプトには適用されません。
このポリシータイプはセグメントレベルで動作します。 その結果、このポリシーが適用されると、検索結果内の指定されたセグメントのみが訴訟ホールドの対象となります。
インタラクションに関連付けられたメディアが見つからない場合は、データのみが訴訟ホールドの対象となります。 この場合、アクションのポリシーステータスは部分的に成功になります。 これにより、メディアが事前にすでにパージされていることがわかります。
訴訟解除:このポリシーは、訴訟ホールドポリシーによって訴訟ホールド状態にあるインタラクションを解除します。 たとえば、法的な問題が解決したときなどです。 この場合、ポリシーによって関連するインタラクションからホールドを解除できるため、他のポリシーまたはLCMルールによって削除できます。
このポリシータイプはセグメントレベルで動作します。 その結果、このポリシーが適用されると、結果内の指定されたセグメントのみが訴訟ホールドから解除されます。
データ消去:このポリシーでは、過去15年間のCXoneにおけるすべての顧客情報を削除または匿名化します。 規則や規制を遵守し、非公開の顧客データが保存されないようにすることで、リスクを軽減します。
データ消去ポリシーは、顧客のレコード済ファイルすべてと、顧客の電話番号またはEメールアドレスに関連する個人識別情報(PII)を削除します。 これには音声録音、画面録画、IAトランスクリプトが含まれます。
データが消去された後、 #DataErasureハッシュタグを使用して、後で検索アプリケーションで検索することができます。 あるいは、コンタクト履歴レポートで、DNIS/宛先アドレスまたはANI/送信元アドレス フィールドにnic_anonymize.comを入力して検索します 。
自動化されたData Policiesと承認ワークフロー
ポリシーを作成し、定義したポリシー基準に一致するインタラクションの検索を開始します。
インタラクションは、コール終了後約30分以内にポリシーの検索結果に含まれます。
ポリシーを作成するには:
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新規ポリシーをクリックし、ポリシータイプを選択します。
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ポリシー名で、名前を入力します。
ポリシーの命名規則-
組織全体で認識でき、一貫性のある名称を使用し、一貫性のあるフォーマットを使用します。
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意味のあるプレフィックスとサフィックスを使います。
例:
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苦情ーサービスー何某
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苦情ーテクニカルー何某
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訴訟事件ー何某
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訴訟事件ーキャンペーンA
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共同訴訟ーキャンペーンX
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すべての必須フィールドに入力し、必要に応じてポリシー基準を追加します。
基準の説明選択できる基準は、ポリシータイプによって異なります。
基準
説明
エージェント名
CXone従業員アカウントで指定されたエージェントの名前。 セグメントに複数のエージェントがある場合、このフィールドには複数の値があります。 エージェントは、エージェントID、エージェント名およびチーム名フィールドにそれぞれの順序でリストされます。
ANI/送信元、DNIS/宛先
電話番号またはEメールアドレス。
複数の電話番号やEメールアドレスを入力する場合は、値をカンマ(スペースなし)で区切ってください。
電話番号を入力する際は、入力する電話番号に+記号(ANI/送信元の場合)または++記号(DNIS/宛先の場合)、および国コードのプレフィックスを付ける必要があります。
ANI/送信元の例:+11234567890(米国の番号の場合)
DNIS/宛先の例:++11234567890(米国の番号の場合)
カテゴリー
CXone Interaction Analyticsカテゴリーへのパス。 このカテゴリーが選択された toki、ポリシーは過去90日間に適用されます(ポリシーで選択された日付に関係なく)。
これを選択すると、メディア削除、訴訟ホールド、訴訟解除などのコンプライアンスアクションのために特定のインタラクションをターゲットにすることができます。
このカテゴリーは、ビュー権限とインタラクション分析のライセンスがある場合に選択できます。
チャネル
関係者間でコールが行われるメディアを指定します。 これにはソーシャルメディア、通話、デジタルチャットなどが含まれます。
ポリシーを作成する際、この基準を選択すると、これらのコミュニケーションメディアに基づいてコールをフィルター処理できます。 複数のチャネルが選択されている場合 (例: 通話またはチャット)、ポリシーは選択されたチャネルのいずれかに一致するコールを検索します。
顧客情報
これは顧客の電話番号またはEメールアドレスです。 これには着信コールまたは発信コールも含まれます。
複数の電話番号やEメールアドレスを入力する場合は、値をカンマ(スペースなし)で区切ってください。
電話番号を入力する際は、入力する電話番号に+記号(ANI/送信元の場合)または++記号(DNIS/宛先の場合)、および国コードのプレフィックスを付ける必要があります。
ANI/送信元の例:+11234567890(米国の番号の場合)
DNIS/宛先の例:++11234567890(米国の番号の場合)
長さ
セグメントの長さ。
方向
コールの方向。 サポートされている値は次のとおりです。
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着信:エージェントが外部ソースから受信したコール。
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発信:コールがエージェントによって開始されました。
訴訟ホールド
インタラクションが訴訟ホールドの対象であるかどうかを示す。 インタラクションが訴訟ホールドの対象であるときは、削除または消去アクションによってそのメタデータとメディアを削除することはできません。 しかしながら、ビジネスデータの値は編集して変更することができます。
マスターコンタクト
そのコンタクトのマスターIDまたは親ID。 コンタクトには、1つ以上の関連セグメントを含めることができます。
この基準を含むポリシーを作成すると、データポリシーはインタラクションの最初のマスターコンタクトのみを検索します。
レコーディングアラート
レコーディングアラートとは、レコーディング中に問題が発生したことを示す通知です。 画面録画のエラー、接続の問題、音声データの不備など、特定の問題についてユーザーに通知します。
セグメントID
セグメントの一意の識別子。 セグメントは、顧客とエージェントなどの当事者二人とのインタラクションです。
チーム
エージェントが所属するチーム名。
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(オプション)ポリシーを継続的に繰り返す場合は、繰り返しを選択し、表示される 繰り返し設定ウィンドウで詳細を入力します。
月次の繰り返しのポリシーを作成する際は、選択する日付に注意してください。 月の29日、30日、31日を選択した場合、ポリシーは月によってはポリシーインスタンスをスキップすることがあります。 これは、すべての月にこれらの日付があるわけではないからです(例えば、2月は28日か29日しかない)。
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[作成]をクリックします。 アプリケーションは、ポリシー基準に一致するインタラクションの検索を開始します。 この段階では、アクションは実行されません。 アクションはポリシーが精査され承認された後にのみ実行されます。
ニーズに応じてアクションを実行するポリシーを作成したら、アクティビティトラッキングを使用して、承認待ち、進行中、完了したポリシーのリアルタイムの更新状況を確認できます。
ポリシーが進行中のとき、アプリケーションはポリシー基準に一致するインタラクションのデータをまだ収集していることを意味します。
進行中のポリシーを表示するには:
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ハイライトタブで、進行中タイルに移動します。
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ポリシーを見つけます。 ポリシーのステータスは検索中になります。
検索プロセスでインタラクションが見つからない場合、ステータスは結果なしで完了に変わり、それ以上のアクションは実行できません。
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クリックすると、進行中の検索の詳細が開き、表示されます。 ここでは、表示された日付時点で見つかったインタラクションの数などの詳細を確認できます。
ポリシーが承認待ちの場合、アプリケーションはポリシーで設定された基準に従ってすべてのインタラクションデータを収集し、アクションを実行する準備ができていることを意味します。
検索プロセスでインタラクションが見つからない場合、ステータスは結果なしで完了に変わり、それ以上のアクションは実行できません。
ポリシーを承認または拒否するには:
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ポリシーを承認するための適切な権限があることを確認してください。
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ハイライトタブで、承認待ちタイルに移動します。
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決定を下す前に、ポリシーを開いて検索結果ページを表示できます。 ここでは、ポリシー基準に一致するインタラクションのリストを表示できます。 インタラクションを再生することもできます。
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決定に応じて、承認または拒否をクリックします。
ポリシーが承認されると、表示された日付時点で見つかったインタラクションの数などの情報を含む進捗状況の詳細を[ハイライト]タブで表示できます。
ポリシーが完了すると、アクティビティトラッキング完了タイルに表示されます。
考えられるステータスは次のとおりです:
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成功:ポリシーは期待どおりに実行を完了しました。
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部分的に成功:ポリシーの実行は完了しましたが、ユーザーが実行できる追加のアクションに関する詳細情報があります。 詳細についてはレポートをダウンロードしてください。
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失敗:ポリシーの実行に失敗しました。
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拒否:ポリシーはユーザーによって拒否されました。
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結果なしで完了:ポリシーの実行は終了しましたが、ポリシーの条件に一致するインタラクションはありませんでした。
ポリシーをクリックすると、[完了済]ページに完了したポリシーに関する統計情報と監査情報が表示されます。
内部監査または外部監査の証拠として使用できるレポートをダウンロードします。 このレポートには、各セグメントについて以下の情報が含まれています:
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結果の根拠(複数ソース)の列には、複数の場所に存在するセグメントにポリシーアクションを適用した場合の集計結果が表示されます。 この列は、セグメントがある各場所から収集した結果を統合し、すべてのソースにわたるポリシーアクションの影響を包括的に表示します。
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失敗の理由(前述の通り)。
完了したポリシーは、ハイライトタブとポリシータブで30日間表示できます。 この期間が過ぎると、これらのポリシーと共にその全履歴がポリシータブで利用できるようになります。
Data Policiesを使用するための設定
Data PoliciesはData Policies機能ライセンスをお持ちの場合は利用できます。 Data Policiesアプリケーションで実行できる操作は、割り当てられたデータポリシー権限によって異なります。
Data Policiesに関するよくある質問
日付ピッカーのデフォルトの月次ビューが使いにくい場合は、別のビューに切り替えることができます。 日付ピッカーの上部中央に表示されている月と年をクリックするだけです。 これにより、ご希望の年、月、日をより簡単に選択できる年次概要に変更できます。
コールは、ポリシーセクションよりもインタラクション検索アプリケーションの方に速く表示されます。 これは、インタラクション検索の更新がより早く行われ、通常は15分以内であるのに対し、ポリシーセクションの更新には15~30分ほどかかることがあるためです。
インタラクション は、最初から最後までの顧客体験全体です。 コンタクト は、インタラクション内のエンゲージメントの特定のインスタンスであり、 セグメント は、コンタクト内の個々のステップまたは部分です。 各セグメントは、異なるコミュニケーションチャネルやイベントを表すことができます。
値を入力する際には、以下のような構文を使用します:
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ANI/送信元では、+(国コード)(番号)を入力してください。
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DNIS/宛先では++(国コード)(番号)を入力してください。
監査メッセージ
データポリシーのアプリケーションで行われるアクティビティを表示するには、アクティビティ監査レポートを参照してください。