デジタルチャネル用JSONスキーマ

JSONスキーマは、JSONデータの構造を定義します。 それをテンプレートとして使用し、Digital Experience (Digital)チャネルで設定するメッセージにコンテンツを追加できます。 このスキーマを使用すると、リッチメディアコンテンツをメッセージに追加できます。 リッチメディアには、リストピッカー、ギャラリー、メニューなどが含まれます。

Digital Experience チャネル 閉じた コンタクトがエージェントやボットとやり取りする方法。 チャネルには、音声、Eメール、チャット、ソーシャルメディアなどが含まれます。 は、異なるタイプのリッチメディアをサポートしています。 同じリッチメディアコンテンツでも、チャネルごとに異なるスキーマが必要です。 たとえば、Digital Experienceライブチャットで画像を含めるためのスキーマは、他のチャネルで画像を含めるスキーマとは異なります。

現在、スキーマのドキュメントはデジタルチャットチャネル(ライブチャットおよびチャットメッセージング)とApple Messages for Businessに対して利用できます。

スキーマとVirtual Agent Hub

バーチャルエージェント閉じた ライブの人間のエージェントの代わりに顧客とのやり取りを処理するソフトウェアアプリケーション。は、一部のDigital Experienceチャネルに対応しています。 対応しているチャネルのJSONスキーマを使用して、テキストバーチャルエージェントがコンタクトに送信するメッセージを設定できます。 テキストバーチャルエージェントを使用しているチャネルに合わせたスキーマを使用してください。

現在、バーチャルエージェントでの使用に対応しているスキーマは以下のとおりです。

Digital Experienceチャネル用のチャットボット閉じた ライブの人間のエージェントの代わりに顧客とのやり取りを処理するソフトウェアアプリケーション。でリッチメディアコンテンツを使用する場合、そのコンテンツをボットに追加する必要があります。 コンテンツは、StudioスクリプトやVirtual Agent Hubアプリではなく、ボット管理用のコンソールで追加します。 コンテンツは、バーチャルエージェントを使用しているチャネルに特化したJSONスキーマに従う必要があります。

NICE CXoneのチャットボットでのJSONスキーマの使用に関するデモをご覧ください。 このデモでは、SmartAssistDialogflowAmazon Lex V1を使用してコンテンツを追加する手順を紹介しています。

Studioスクリプトにおけるスキーマ

コンタクトへのメッセージにリッチメディアを含める場合、スクリプトにJSONスキーマを含める必要があります。 これを行う方法は2つあります。

  • JSONをハードコーディングし、変数に割り当てる。
  • Snippetアクション内の動的オブジェクトで構築する。

このセクションでは、両方のアプローチの例を紹介します。 これらの例に使用されているJSONは、Digital Experienceチャットの例です。 Digital Experienceチャットの他の例も利用可能です。

以下の例は、変数に割り当てたJSONを示しています。

ASSIGN jsonbody = $"\{\"prompts\":[\{\"transcript\":\"Welcome!  Choose Sales or Support and an agent will be with you shortly.\"},\{\"mediaSpecificObject\":\{\"dfoMessage\":\{\"messageContent\":\{\"type\":\"PLUGIN\",\"payload\":\{\"postback\":\"\",\"elements\":[\{\"id\":\"Ek4tPy1h4\",\"type\":\"TEXT_AND_BUTTONS\",\"elements\":[\{\"id\":\"TID1\",\"type\":\"TEXT\",\"text\":\"Please select an option\"},\{\"id\":\"BID1\",\"type\":\"BUTTON\",\"text\":\"Sales\",\"postback\":\"payment-button-1\"},\{\"id\":\"BID2\",\"type\":\"BUTTON\",\"text\":\"Support\",\"postback\":\"payment-button-2\"}]}]}}}}}]}" 

以下の例は、同じJSONをSnippet アクション内の動的オブジェクトで構築する方法を示しています。

DYNAMIC json
json.prompts[1].transcript="Welcome!  Choose Sales or Support and an agent will be with you shortly."
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.type="PLUGIN"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.postback=""
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].id="Ek4tPy1h4"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].type="TEXT_AND_BUTTONS"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[1].id="TID1"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[1].type="TEXT"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[1].text="Please select an option"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[2].id="BID1"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[2].type="BUTTON"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[2].text="Sales"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[2].postback="payment-button-1"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[3].id="BID2"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[3].type="BUTTON"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[3].text="Support"
json.prompts[2].mediaSpecificObject.dfoMessage.messageContent.payload.elements[1].elements[3].postback="payment-button-2"
ASSIGN jsonBody="{json.asJSON()}"		

ミラーツールでJSONを検証

リッチメディアJSONをスクリプトやサードパーティープロバイダーのシステムに追加する前に検証できます。 JSONミラーツールは、ライブチャットなどのデジタルチャットベースのチャネルで動作するように設定されたスクリプトベースのツールです。

このツールを使用すると、JSONを貼り付けて、コンタクトやエージェントにどのように表示されるかを確認できます。 スクリプトがそれを処理し、チャットウィンドウで出力を表示します。 これにより、JSONをテストし、スクリプトやバーチャルエージェント、デジタルチャネルプロバイダーのコンソールに追加する前に正しいことを確認できます。